インクルーシブ教育について~保護者会~
学校訪問させて頂いている学校で保護者に向けての「インクルーシブ教育とは」をお話ししてきました。学校やメディアでもインクルーシブ教育や合理的配慮という言葉を耳にすることが多くなりましたが、 どういうものなのでしょうか。
以下に
支援を受けているお子さんがクラスに参加することで
「先生その子につきっきりにならないかな?」
「友達同士のトラブルに巻き込まれたらどうしよう」
「授業の進行が遅くならないかな?」
などの不安の声や
「問題と感じる行動」。様々なものがあがってくると思います。
保護者の方の不安を解消し、そのお子さんがクラスに入るために多様な専門職が介入している現状にあります。しかし、「問題」を解決しようとするとその問題の原因を探り解決できることとできないところがでてきます。
例えば、家庭環境や生活歴、発達障がいなど様々な要因はありますが「今すぐ」に変えることは難しいのが現状です。
そこで、変えられないなら
「別々で過ごすほうがいいのか?」「個別支援が必要なのか?」
という考えになると思います。
インクルーシブ教育は“その子”とクラスの子供達が多くのことを学ぶ場を提供することをいいます。訪問していると授業に集中するために離席する子、板書を一生懸命するために貧乏ゆすりをしたり椅子の上に片足を乗せる子など子供達の中には気づかれずに1人悩んでいる子が沢山います。
1人の多様性を見つめることは、クラスの中で1人苦しんで来た子供達のための学級づくりにも繋がると思います。
ゆいまわるでは、先生の教育が届くようにクラス運営を含めてお手伝いさせて頂くことがあります。そのお子さんを含めてクラスに届けたい教育を中心に置くため、クラス全体が育ち子供達の力を引き出せる学級づくりができるようになります。そして、もっと楽しく勉強ができる環境をつくり、可能性を引き出すことができるようになります。