地域子ども総合支援基礎講座(インクルーシブ教育推進OT育成講座)第4回
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蟇目先生による「ひきこもり」について
学校訪問では必ず向き合う,行きしぶりや不登校(ひきこもり)
そんな子ども達を問題視して事を進めるのではなく,「どうやって」現状を変えていこうかと視点を未来に向けて関わる蟇目先生の考えと,これまでの実践は,侍学園卒業生の100%就職率の結果に結びついた地に足がついたお話です。これは学校を臨床とする私達ゆいまわるも目からウロコのお話ばかりでした。
<ひきこもりとは?>
ひいて・こもっている状態
「状態」であって「疾患」ではない:決して特別なことではない。
社会参加不全:不登校18万人/若年無業70万人/ひきこもり25万〜200万人とも推定される
社会環境の変化が大きな影響を与える。
課題改善のための共通スキル
家庭状況が変わる>学校の連絡に興味を持つようになる>授業参観に行くようになる>子供は学業にやりがいを感じる・・・
⬆︎というように課題背景の核に着目することで効果的かつ予防的アプローチが実現するのではないか?
<急激に増えた若年無業とその背景>
共働きが平成2年に主婦率を超えた(平成2年)
通塾率が一気に増えた(1993年)
ファミコンが爆発的に売れた(1993年)▶︎今は携帯電話でゲームができる時代
駄菓子屋も減った
外に出る理由が地域にあった。今は出なくてもまかなえる時代となった。
どうなるかわからない未来を私たちは生きている。
先を見て、これまでを振り返りどうしたらいいのかを見る必要がある。
子ども時代の遊びの変化が関わっているのではないか!
遊びのあるべき姿(ユニセフの研究より)
1)社会的な対談がある
2)直に体験すること(実体験)
3)最低限の見守りがあること
『遊び直し』の重要性:欠損体験の保管
[作業]の考えが重要(作業科学を蟇目先生も興味を持たれたそうです❤︎)
欠損体験の保管(実体験)が重要
地域の中で作って行く予防が重要!と蟇目先生