南城市児童虐待防止講演会
2月1日に南城市役所において、児童家庭課 主催の「障がいという言葉のない学校をつくりたい」
~学校-家庭-地域のチームで育てる子どもの可能性~と題して講演しました。
社協、民生員、保育士、学童の指導員、役場職員、一般の方々、合わせて
定員120名の会場が、ほぼ満席に埋まるほど多くの方々に参加して頂きました。
要保護児童対策地域協議会
会長 新垣貴世美さんの挨拶で講演会の開催となりました。
南城市役所 児童家庭科 苗代慎吾さんにより、児童虐待についてのお話が
ありました。
児童虐待は社会全体で解決すべき問題です!
現在、ニュースで虐待によるこどもの影響する事件や記事が増えている現状を踏まえ、知っておいてほしい情報の提供や具体的な虐待の種類について話しました。
《虐待の種類》
■身体的虐待:殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる など
■性的虐待:子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
■ネグレクト:家に閉じ込める、食事を与えない、重い病気になっても病院に連れて行かない など
■心理的虐待:言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV)など
苗代さんは、
「皆さんの力で、子供達の命を守っていきたい!
子どもや保護者のサインを見逃さず、乳幼児揺さぶられ症候群などの新たな虐待のあり方についても注意が必要だ」と話されていました。
虐待が疑われる場合や具体的に虐待の情報を発見した場合には通報の義務が課せられています。全国共通の児童相談所 3桁ダイヤル189(いちはやく)が設置されております。
その他、気になることがありましたら、
各市町村の児童家庭科や、県の児童相談所にご相談ください。
最後に苗代さんから、本日ご参加頂いた皆様の連携を密にし、児童虐待や家庭で気になることへの支援を円滑に行っていかなければならないと、お言葉がありました。
■仲間代表の講演
《実状》
学校の置かれている現状の厳しさと、
問題を解決して進めて行くチームワークの難しさ。
《教育の可能性》
人-作業-環境の視点から
子ども達の「参加できる!」が連鎖して、
届けたい教育が受け取った子供たちが
成長していき、学校のクラスという社会が育つから人が育つ。
先生方や保護者、その他関わりのある方々で構成されたチームを結成し、
協働関係を築いていく中で、教育や保育を中心にして。子どもが安心して学校や家庭で過ごせるようにすることを目的に作戦会議を行っていく。
「できることを“今”叶える」
深部感覚の話の中で、「例えば、階段を降りる時に手すりを両手で掴みながら、
一段ずつを見て足を降ろしていく」という話に
→保育士さんや民生員さん方が普段関わっているお子さんを思い出したように
うなづいたり、隣の方と話をしている様子も見られました。
■受講されていた方からの感想
・子ども達が共に育ち、社会につながっていくことの重要性に気がついた。
・貧困に対する現状を指導員が作業療法を用いて関わるということは分かったが、どういう風に
取り組んでいくのか、時には逆効果になってしまうこともあるので、ワークを通して事例を
一緒に考えながら進めていく勉強もしたい。実際、どうやるのかを知りたい。
・チームで問題行動のみを考えるのでなく、その子が何ができるかを考えてやっていきたい。
今回は、参加者からの質問や意見などが多くあり、経験年数が豊富な方々が参加されているのだと感じました。
南城市は、ゆいまわるで関わらせて頂いてるのはまだ数件なので、ゆいまわるの人員体制が整い次第、協力して進めていきたいです。
主催して頂いた南城市役所の児童家庭課の方々は大変熱心な方々ばかりでした。
残念なことに今回は写真を撮り忘れてしまいました!
次回開催を楽しみにしております。是非、宜しくお願い致します。